岩櫃城(いわびつじょう)は群馬県吾妻郡東吾妻町に位置する続日本100名城(No.117)のひとつで、標高802mの岩櫃山の山腹に築かれた難攻不落の山城です。戦国時代に真田幸隆・昌幸が支配した重要拠点であり、NHK大河ドラマ「真田丸」(2016年)のゆかりの地としても知られています。
本記事では、岩櫃城の歴史や見どころ、続日本100名城スタンプの設置場所、アクセス方法を実際に訪れた体験をもとに詳しくご紹介します。沼田城・名胡桃城とあわせた「上州真田三名城」の旅にもおすすめです。
他にも全国の名城100選・続名城100選のスタンプ設置場所と駐車場についてまとめていますので、あわせてご覧ください。
岩櫃城の歴史と背景
岩櫃城は室町時代に吾妻氏によって築かれたとされ、その後斎藤氏が支配しました。永禄6〜8年(1563〜1565年)、武田信玄の命を受けた真田幸隆が攻略し、以後は真田氏の重要拠点となりました。
真田幸隆の子・真田昌幸の時代に大規模な改修が行われ、城下町も整備されました。岩櫃山の断崖絶壁を天然の要害とした堅固な守りは「難攻不落の城」として戦国武将から恐れられました。天正18年(1590年)の豊臣秀吉による小田原征伐後、真田氏は徳川家康に服属。慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いを経て江戸時代に入ると廃城となりました。
2016年のNHK大河ドラマ「真田丸」では岩櫃城が重要な舞台として登場し、再び脚光を浴びました。真田昌幸・幸村(信繁)父子ゆかりの地として、真田ファンの聖地になっています。


続100名城スタンプの設置場所
岩櫃城の続日本100名城スタンプは、城跡登山口そばの平沢登山口観光案内所に設置されています。スタンプは無料で利用でき、案内所では城跡のパンフレットや登山マップも入手できます。

スタンプ設置場所まとめ
- 設置場所:平沢登山口観光案内所(群馬県吾妻郡東吾妻町大字原町地内)
- 開所時間:9:00〜16:00頃(4月〜11月の開山期間中)
- 冬季:積雪期(12月〜3月頃)は閉鎖。スタンプ押印不可
- 入場料:無料(城跡・駐車場とも)
※開所時間は変動することがあります。訪問前に東吾妻町観光協会等でご確認ください。
岩櫃城へのアクセス
電車でのアクセス
JR吾妻線「郷原駅」下車後、徒歩約20〜25分で平沢登山口観光案内所へ。または「中之条駅」からタクシーを利用するのが便利です。吾妻線は高崎駅から乗り換えなしでアクセスできます。
車でのアクセスと駐車場
関越自動車道「渋川伊香保IC」より国道353号経由で約50分。または上信越自動車道「吾妻IC」より約10分。平沢登山口に無料駐車場あり(約20台)。
Googleマップ
岩櫃城の見どころ
城郭模型と案内展示
平沢登山口観光案内所では、岩櫃城の精巧な城郭模型(ジオラマ)を見ることができます。岩壁に迫る断崖の上に本丸・二の丸・三の丸が段状に配置された山城の全体像が一目でわかり、登山前に城の構造を把握するのに最適です。真田氏の上州支配の拠点として、いかに地形を活かした堅固な城であったかがよく伝わります。

岩櫃城本丸跡(登山コース)
本丸跡は岩櫃山の中腹、標高約600mに位置します。平沢登山口から本丸跡まで往復約1〜1.5時間(距離約2km)。尾根道を登ると土塁・空堀の遺構が随所に残り、往時の山城の雰囲気が味わえます。さらに上の岩峰へ進む上級者ルートもありますが、危険箇所があるため初心者にはおすすめしません。
岩櫃山からの絶景
標高802mの岩櫃山の岩峰からは、吾妻川流域の山並みや吾妻渓谷を一望できます。断崖絶壁から眺める群馬の山々は壮観で、難攻不落の城として機能した地形の凄さも実感できます。ただし岩峰への道は鎖場が多く、登山経験者向けのルートです。
上州真田三名城セット訪問
岩櫃城(No.117)・沼田城(No.116)・名胡桃城(No.115)の「上州真田三名城」は、いずれも続日本100名城に選ばれた真田氏ゆかりの城。1日〜2日でまとめて訪問することも可能です。真田氏が上州から信州・大阪へと駆け抜けた歴史を体感できる旅になります。
訪問時の注意点
- 冬季はスタンプ押印不可:平沢登山口観光案内所は積雪期(12月〜3月頃)閉鎖。続100名城スタンプを押したい方は4月〜11月の訪問が必須です。
- 登山が必要:本丸跡は山の中腹にあり、平沢登山口から往復1〜1.5時間の山道を歩きます。運動靴・飲み水・雨具の準備を。
- 熊の出没に注意:熊が出没することがあります。熊鈴の携帯を強くおすすめします。
- 岩峰は上級者向け:岩峰(山頂)への鎖場ルートは難易度が高く、登山経験のない方には危険です。本丸跡までのルートを楽しむのが無難です。
- 公共交通機関は本数少なめ:吾妻線の本数は多くないため、時刻表の確認を。レンタカーや車でのアクセスが便利です。
まとめ
岩櫃城は真田幸隆・昌幸ゆかりの続日本100名城(No.117)で、断崖絶壁の岩山に築かれた難攻不落の山城です。スタンプは平沢登山口観光案内所(開山期間中のみ)で押すことができます。城郭模型・本丸跡の遺構・山頂からの絶景と見どころ豊富。沼田城・名胡桃城と合わせた「上州真田三名城」の旅で、真田氏の歴史ロマンをたっぷり堪能してください。








