【2ヶ月で合格!】ファンダメンタルエンジニアリング試験(FE)の対策と合格体験記【概要編】
この記事ではEIT試験と呼ばれるNCEES主催の、
ファンダメンタルエンジニアリング試験(FE試験)
の概要を説明します。
ちなみに私は、
今年の5月に初めて7月の半ばには合格しました。
米国でライセンスを取得する手順と、
ライセンスを取得するための各手順がどのようにEITに機能するかについて説明します。
さらに、私の経験談を踏まえ、
FE試験を受ける必要がある理由についても触れます。
1.ファンダメンタルエンジニアリング(FE)試験とは
NCEESのFE試験は、
米国でライセンスを取得する専門のエンジニア(PE)になるために
合格しなければならない二つの試験のうちの一次試験となります。
FE試験は、
大学レベルの専門科目とライセンスや
技術者倫理などの業務内容の範囲から、
110問の長さの多肢選択式試験です。
試験は、
約5.5時間にわたり、
ピアソンビューテストセンターで
コンピューターを使って(CBT形式)で行われます。
持ち物としては、
承認された電卓のみ(NSCEE参照)を持参することが許可されており、
試験前にプラスチックボードとペンを渡されます。
また試験中はReference handbook(公式集)画面上に表示されており、
これらを用いて解いていくことになります。
それ以外の持ち込みは禁止とされています。
試験当日の流れについては別記事にて紹介します。
2.FEがEITにどのように機能するか
ここでEITとは、
Engineering in training (エンジニアになるための訓練)
を指します。
エンジニアとしてライセンスを持つためには、
FE試験に合格+PE試験合格+4年間
の実務経験を積む必要があります。
上記の条件を満たし受験者は初めて資格のあるPEになります。
したがってFE試験はPEライセンスを取るためのEIT第一ステップとなっております。
実際、FE試験がPE試験よりも難しいと感じましたし、
周りも同意見の方が多かったので、
この試験がPEになるための最大の関門
といっても過言ではありません。
ライセンスについて細かい手続きについては別記事で紹介します。
3.FEを受験するメリット
1.英語力+専門性を証明することができる
FE試験合格をしていることで、
自身の英語力だけでなく、自身の専門性を証明することができます。
就職活動で理系はTOEICが600点以上であると優遇されるといったように、
技術職は英語ができるひとが少ないです。
この資格を取っているだけで間違いなく優遇されるでしょう。
2.会社で優遇が受けられる
FE試験を受けるように推奨している企業が多くあります。
例えば某プラントエンジニア大手では,
入社後3年以内にFE試験を合格してくださいと言われているそうです。
私の企業でもFE試験にたいする費用手当などがあります。
それだけグローバル社会が広がる中で
PE資格保有者が必要になっているわけですね。
3.日々の業務に生かせる
FE試験の学習が日々の業務に生きていると感じます。
例えば設計書を読むときも
海外規格で書かれたものを読むのが苦にはなりませんし、
入札方式や工程整理などの分野までカバーできるので
勉強しておいて損はないです。
私も入社間もない頃、
クレーンのboomの可動範囲について知っていて
ドヤ顔していたことがあります。
終わりに
終わりに、
今回はFE試験の概要について書かせていただきました。
FE試験は海外エンジニアの登竜門となるので、
海外勤務をしてみたい、
社会で活躍できる人材になりたい人にはぜひ受けていただきたいです。
次回は勉強方法について書いていきたいと思います。